Vape[ヴェイプ] 電子たばこのバッテリーについて

Vape[ヴェイプ]・電子たばこについて回るのは電池です。

電気を使ってコイルを温めて、そのコイルについているコットンに染みているリキッドを蒸発させて吸引します。
 

その中で一番危険な部品が、「バッテリー」です。

一般的にVape[ヴェイプ]・電子たばこに使われている電池はリチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池というのは、リチウムと何か(何かというのも後で説明します)を反応させてエネルギーを取り出す電池です。
ちなみに、違うものを反応させると、ニッカド(ニッケル-カドミウム)、ニッケル水素(ニッケル-水素)だったりします。
 
リチウムイオン電池は今いろんな家電製品に使われていて、
ノートPC、スマホ・ケータイ、デジタルカメラ・ビデオカメラ
などに使われています。
 
この電池、メリットは簡単に言うと軽量・大容量(サイズ比)・ハイパワーです。
細かいことを言うと、自己放電が少ないとか、充電サイクルが多いとか、メモリー効果がほぼないとかあります。
 
さてここで冒頭でデカい字で書いた危険というところですが、
大容量・ハイパワーという点について少し考えていただきたいです。
電池とは基本的にエネルギーの塊です。
そのエネルギーをちょっとずつ取り出すから電池として機能します。
 
この大容量・ハイパワーのエネルギーを蓄えたものがちょっとずつではなく、急激にエネルギーを放出すると爆発になります。
 
 

 こんな感じです。
 
これが吸っている顔の前、握っている手の中で起きたらどうなるか・・・

顔面やけど、手のやけど程度じゃ済まないのは容易に想像できると思います。

 
じゃ、どうしたらいいの?ってとこです。
これは電池の管理をしっかり行う、これに尽きます。
 
管理っていうと難しいですが、ちょっとしたことを守ればそんなに難しくありません。
・怪しいメーカーのバッテリーは使わない
 →難しいですが、
  ○信頼できるショップで購入する
  ○怪しいメーカー避ける
   以下は18650タイプのバッテリーを作成しているメーカーです。
Sanyo(サンヨー)
Samsung(サムソン)
MNKE
GP
   これ以外の名前のバッテリーメーカーは上記のOEMか怪しいものです。
   ※悲しいことに偽物も出回ってます。気を付けて下さい。
・裸で持ち歩かない
 →何かの拍子に小銭やクリップなどの金属とパチッとする(+-でショート)だけでガスを吹く可能性もあります。
  持ち運ぶときは専用ケースがありますのでそれに入れてください。
・極性を間違えない
 →これを間違えるとブシュとかパチッとか言ったりして変形します。
・変形、破損したバッテリーは使わない
 使わないというか、そういうバッテリーを発見したら、絶縁ビニールテープで+、-を保護して
  各自治体の処理法で捨てる、電気屋さんで引き取ってもらう等すぐに破棄してください。
・バッテリーに記載されている最大電流を超えない
 →これも少し難しいですが、Modは出力が変更できます。
 あとは中学生のオームの法則を使えば計算できます。

 I(電流)=V(電圧) / R(抵抗)

例えば3.7Vで0.1Ωのコイルを載せて使おうとすると・・・
 37A = 3.7V / 0.1Ω
 
単純に40Aの定格出力を持ったバッテリーが必要になります。

メカニカルMod(安全回路のないMod、電気を流す流さないのスイッチのみ)

を使う人はこのバッテリー周りの勉強は必須です。

テクニカルMod(Picoなど、Wを変えたり温度管理できたりするMod)は、
そこまで難しいことは考えなくても大丈夫ですが、頭には入れておいてほしいところです。
 
というのも、この計算ができるかどうかで、自分は今、バッテリーに負荷を掛けてるな、どうかな?って意識ができます。
そうすると、自然と、「負荷掛けたしModから出して状態見るかな?」って気にもなって予防策にもなります。
 
さて、危険な部分を先に書いておきましたが、ここからは普通にModに入れるバッテリーの紹介です。
一番一般的な18650
 

 
一般的とか言った?聞いたことも見たこともねーよ!
 
って思ったそこのアナタ!
結構身近なとこに隠れてます。
 

 
こことか・・・。
あとはラジコンのパック型のバッテリーとかにも入ってたりします。
 
バッテリーとか難しいこと考えずに使いたいよ・・・・
そんなあなたにお勧めなのはAIO、内臓バッテリー型です。
これらは、バッテリー内蔵、コイルも安全な抵抗値のものしか出てないので楽チンですよ。
どちらも近日入荷予定です。
 
長々と書いてしまいましたが、今回はこのあたりで・・・